前々から撮影ブースでの写真映り悪ィなァ~?と思っていたら青かぶりという現象だということが判明。
ホワイトバランスがおかしくなって写真がボンヤリした印象になることである。
たいへんに不勉強であった。
そういえば前に赤色が出ないとか言っていたのはまさにこれが原因である。
対策に乗り出すとする。
①カメラ側での撮影設定
結論から言えばこれがさっぱり上手くいかなかった。機材が古いのがアレなのかブースとの相性が悪いのか。
とにかくそれらしい発色を得られないのが小さな液晶越しですらわかる。
てんでダメである。
②写真を補正する
2つ目にして最終手段、「写真を1枚ずつ元の色味に近くなるよう加工する」である。
GIMPに放り込んで加工するのだがこれが結構面倒くさい。
「色」→「レベル」の項目から色レベルを補正する。明度とRGBについてのレベルをヒストグラムを見ながら写真内の最大最小レベルの位置について値が検出されている範囲内にするだけだ。補正前後を比べるとこうなる。
ヒストグラムで欠けている高レベル域を相対的に補ってやると写真が鮮やかになる。
くっきりして、ともすればすこし華やかに見える。いいかもしれない。
面倒な傾向
と、なると以前の他の写真も結構変わるかもしれない。直近の写真を掘り起こす。
が、これが結構バラバラである。しかしよくみると特徴もあった。
使ってる色彩が暗めなミリタリー物は高レベル域が欠けがちであるが、逆に色彩の明るいキャラクターものは高レベル域が欠けるという事もなく同じ条件で鮮やかに撮れていた。特にわかりやすいのが↓である。
どうも撮影対象の色の幅に引っ張られるようであり、写真によって大小は異なれどかぶり方は一定でないようだ。めんどくせ!
「クソみたいな対策」
現状では写真を1枚ずつ丁寧に補正するしかないというクソッタレな状況であった。
スマホのカメラなら多少はマシになるが、所詮”多少は”レベルである。考えてみればホワイトバランスの補正メニューに「白色LEDがギンギンに煌めく撮影ブース」なんて項目はないからだ。
室内光とも太陽光とも具合が違うのが厄介なところ。
現行のいいカメラならもっと進んだ対策が施されているかもしれないが、幾分か特殊な環境に対応してくれるか?というところは不安の残る点である。
しかしそれはそれとして現状を確認するための指標は必要である。
色の映り具合を確認できる、鮮やかと適度な色幅を持った単体で完結できるサンプルが。
アルトである。少し暗いが折よく真っ赤である。あとは青色と緑色の奴があれば完璧と言える。単色のサンプルと違い複雑な陰影が付くのでイメージはしやすいかもしれない。まさか30MMだってこんな使われ方をするとは思ってもみなかっただろう。ごめんよ。
色の面に関しては適当に買ってきて塗ればよい。成型色が欲しい色に比べていくらか暗いのもあるが、発売から数年経ってなお好きな色のアルトを好きな様に買える日は来ていない。悲しいことだ。でも色を選ばなければ買える。
本音を言えば白黒とか金銀パールプレゼントとかしたくなるが、あくまでまずはRGBを揃えよう。
なんだか変なことになっちゃったなぁ……
というかこのパッケ映した写真もなんかかぶってない?
そう思ってヒストグラムを見てみる。
(おしまい)