I号対戦車自走砲を組み上げていく。
悲しいことに作業場には邪魔だと煙たがられ、完成品としても置き場が無いので既にずいぶん悲しい事態に陥ってるが打開はあるのだろうか。
とにかく大きくて取り回しが悪いので部分的に塗ったりしあげたりしながら進んでいく。特に1発塗り出来ない足回りは分解状態のまま先にウェザリングまで済ませていく。今回はどっちかというと撮影用の小物というかプロップ扱いなもののため、取り扱いを容易にするためにピグメントは使わない。末期車両なのでハゲも控えめにする。せいぜい転輪の金属肌を出すくらいか。
とにかく塗っては組み、組んでは塗るの繰り返しだ。とはいえ大味に行けるので飛行機よりは断然楽に感じる。大きいだけなので時間さえ飲み込めればどうとでもなる。
直前までメインカラーのダークイエローの心配をしていたが、このちょっと前に机の整理がてら塗料をまとめ直していたとき結構なダブりが見つかり、勿怪の幸いでダークイエローも2瓶あった。ありがたく使わせてもらう。
たまに仮組して眺めまわしてモチベを保ちながら進めていく。1日勝負とはいえ忍耐は大事である。塗ってみるとクレオスのC39ではいささか黄色味が強すぎて、最新の500番台にすべきかとかタミヤのラッカーの奴にしとけばよかったかとか考えがよぎる。でも余剰在庫に文句を言っても仕方ない。それに撮影ブースで撮ったらどうせそれなりに白飛び気味になるから濃ゆいくらいで良いのかもしれない。
迷彩色はタミヤXF-9ハルレッドを使っていく。ぜいたくを言えばオキサイドレッドを買ってくるべきなのだが、わざわざ……?という気持ちもあるしこれも手元に余っているのでいいだろう。塗ってみると箱画と同じく茶色気味になったので満足。
ついでなのでデカールも貼ってみたのだが、タコムのデカールを扱うのが初めてだったので少々面食らった。厚めで艶消しでいかにも貼ると目立つぞ、ってな感じな上にそんな見た目ほど頑丈でもない。綺麗に見せるにはちょっとひと手間いる感じだった。なのでそのひと手間デカール前後のクリアはキッチリやっておく。いつの間にか光沢クリアが手放せない環境になってしまった。
履帯はインスト通り97枚としてみたが、ちょっと長い様子。後で詰めよう。
ウォッシングもちょっとくどくなったかもしれないので後で薄める。
今日はここまでにしよう。あったかくなったのでぐっと進むようになったぞ。えらい。
あとは艤装品だけだ。
(おしまい)