進捗が無いとは心臓と精神に大変良くないことである。
そして、大抵そういう負荷がかかり続けると脳は謎の迷走を始める。
ほんとは深夜作業も良くないってわかってるけど迷走してやっちゃう。
なんなら内容も迷走しちゃう!ってことで突然リペイントしたい欲が出てくる。
そんな話。
むかーしむかしの事だが、出張中に発狂して道具とキットを現地調達して戦車を一両作ったことがある。幸いなことに過去のポストにもその件が残っていた。
こいつをリペイントしてやろう、というところだ。読み直すと過去記事でも発狂の兆候が見えて、我が事ながら可哀想な奴だと憐れまざるをえない。
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で、そこで作られたJSU-152は幸いにも持ち替えられた後、分厚い埃を被ったり履帯をJS-3にドナーとして剥ぎ取られたり細かい艤装品があちこち折れたり割れたり脱落したりと散々な保管状態であった。
それではあまりにかわいそうなので少し前に細々と修復や埃落としをしていた。
そんなころのある時分、店である塗料を見つける。クレオスC511だ。
丁度大戦期の色であるのでJSUにはぴったりである。
その場で買ってみたものの、しばらく間を置くこととなってしまったが急に気が向いたのでコイツでJSUを塗るぞ!と相成った。こんなクソ夜中にである。
で、JSUを塗り直してみる。
途中経過とか洒落たものはないし要求するお前には情け容赦のないメキシコが待ち構えている。
出先ではやりようがなかった細かい艤装品の塗装やウェザリングを施してある。
これがやりだすとなかなか止まらないから困ったものだ。親の仇のようにウェザリングマスターで擦り続ける。パフが焼け付くまでウェザリングし続けろ!
ちなみに、リペイント前後は以下のようになる。
その当時出先でタミヤのTS-28は当然の如く売っておらず、通販在庫もなかったのでその辺の電気店で買ったXF-61を塗りたくった。古いタミヤキットの指定色であることを覚えていたからだ。
正直T-34ならまだしもJSUには濃くね?とは思いつつ他に碌な選択肢が無かった当時の事を思えば、環境が日進月歩であることを思い知らされる。C5xx/C6xx系は当時未発売だったもんね。
ちなみに当時のクレオス系で最善を尽くそうと考えるならぼくは特色の外舷22号色(現:C605)をチョイスするが、当時は3瓶セットの特色箱にしかなかったことを考えるとTS-28以上に入手は難しかったかもしれない。
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製作上の因縁があるJS-3と並べると、ウェザリング具合のあまりの違いに苦笑しそうになる。どっちも作業時はこれがいいんだ、と思ってやっていたからなおの事。
判断基準が日々の平均気温よりブレブレである。
実際見る側にとってどっちが良いのかはいつか現物を使って検証してみたいところであるが、まだまだ先の話であろう。
節分に鬼に笑われる話などしようものならそれこそみんなの笑いもの、ネットのおもちゃコースである。くわばらくわばら。
ここまでやっといて何であるが、まだチッピングをやっていない。
流石にもうお眠である。眠気は人を殺せるのだ。
タイピングも怪しくなってきたのでここでお開き。おやすみ。
(おしまい)