タミヤキット改造
1/35 M5A1 mit Flak38 "ユーゴスラビアパルチザン想定仕様"になります。
ユーゴパルチザンだからM3では?と思ったそこの方。
これは全くその通りでこれは結構なウソ車両ですが温かい目で見逃していただければ幸いです。
実の所これは一種の仮想ネタ車両なのですが、もちろん元となるネタはあります。
それはかつてユーゴパルチザンが使用した『供与M3A1+鹵獲Flak38』という車両になります。
詳しい解説は他のサイトに譲ることとしますが、国を追われてパルチザンになったユーゴ軍(だったもの)が英国から供与を受けたM3A1に、独軍から鹵獲したFlak38を載せて戦力とした車両で、このタイプは2両存在したようです。他にはPak40を載せたタイプもあるようですが、今回は事情によりM5A1を素体とする存在しない仕様で行きたいと思います。
ちなみに本来の仕様はFlak38タイプとPak40タイプ共にAFVクラブからディン・ハオブランドで出ているようです。作る人はそっち買った方がいいですよたぶん。
そういうわけで組んでいくのですが、なぜM5A1にした?と言われると「車体のジャンクを安く買えちゃったから」になります。怖いね!
ちなみに取り付けに関しては元のFlak38の台座を切り出して車体内側に埋め込む乱暴な方法が採用されています。よいこはちゃんと資料みて作ってくださいね。
そして履帯は同じく安く買えたAFVクラブの連結可動履帯を奢っています。
迷彩や国籍標識はディン・ハオのものを参考に手書きとマスキングの手作業ラッシュで行いました。多少のゆがみや偏りはありますが、手書きにしてはまあ頑張った方ではないでしょうか。
こうしてそれらしい仮想想定仕様車が完成しました。
今回はそうまで汚さなくていいと思いマルチブラックで軽くウォッシングにとどめました。
ヘッジロウカッターはどうするか悩みましたがシルエットが整って厳つさもだせるのでそのままくっつけています。決して除去処理が面倒だったわけではありませぬ。
可動部は照準器と足回り以外残っているので対空射撃らしい姿勢を取らせることもできます。ホントにこんな姿勢してたのかな。
お尻のOVMも頑張って塗り分けました。最近はもう接着してから筆塗りしているのですが、慣れたら案外行けますねコレ。
真上から見るといかにも「対空戦車!」ってかんじがしていいのですが、
実際のところはまあ歩兵援護なんでしょうね……挽肉メーカー……
じつは例によって構想から完成までだいぶ間が空いた類のものなのですが、こうして成仏させてやれたのはうれしいことと思います。
それではおやすみなさい。
※今回のついった投稿分
タミヤキット改造
— 新奇楼 (@mirage_pavilion) 2023年5月24日
1/35 M5A1 mit Flak38 ”ユーゴパルチザン想定仕様”
完成です pic.twitter.com/trfnkAnfLx
※つくったもの