「あなたがやりたいことはわかりました。しかし誰が猫に鈴を付けるんですか?」
「ぼくがやります。要望を受けたとはいえ、アイデアは出した。みなさんには支援を頂きたい」
「言ったけどでも忙しいし……」
「F〇uk!!!!」
またF-4ネタ覚書。
ショートノーズF-4といえば有名なマーキングはいくつかあります。
そのひとつがF-4J”Vandy 1”であることは言うまでもありません。
黒く輝く機体に白抜きで描かれるマーキングとプレイボーイ・バニーのコントラストはいつだって見た人の心に残ります。
で、もうひとつのバニーがあるのですが、これがF-4S”Vandy 4”です。
純白の機体に灰色で描かれたマーキングという趣でこれも大変に格好いいのですが、何故か資料もデカールも碌にありません。どうして……
いにしえのフジミF-4Jには該当のデカールがあったので入手してみたものの、これでいいのかという不安はあります。
ということで調査タイム。
F-4Sについては最近出たこの資料を参考に。
マーキングはだいたい以下の所が参考になった感じ。
Superscale 48-974:VX-4 F-4J Phantom IIs, reviewed by Scott Van Aken
US Navy VX-4 EVALUATORS Military Airplane Pictures - CLOUD9PHOTOGRAPHY
とりあえず出てきた上記の所を見るに、バニーの大きさもVandy 1とちょっと異なるようです。フジミは色違いの同形状なのでこれで没ります。Vandy 4のほうがちょっと大きめに書かれているのですが、白地に灰色ならちょっと大きく描かないと目立たないよね、インシグニアとしては見える方がいいよねって気になります。
さて、模型で作るにあたって必要な内容を書き出します。
1:ベースキットはファインモールドのF-4J
2:該当機はS型初期なので前縁スラっとの移植はなし。ただし底面の補強パッチやインテーク類の反映は必要。
2.1:万一にスラットが必要ならば、FM系ではスラット部品はないのでハセガワかフジミから移植する。あるいは完全に自作する。
3:デカールはフジミのものを流用しつつ、バニーは自作。ステンシルでも可。ただし色合いは統一すること。
3.1:デカール自作においてはテプラデカールなどを参考に内製して、トライ&エラーは手元で行えること。
4:可能な限り、Vandy 1も同時に製作・展示すること。デカールについては3を基本に同様の処置を行う。
5:ベースは↓こんなかんじのチェッカーにして真ん中にVF-4のエンブレムを入れる。
これでやるべき大枠は分かりました。
で、一体どこの誰が猫に鈴を付けるので?(鏡に問いかける音)