すなばこ

気になるものは何でもかんでも

ホームコース

DR2.0で遊ぶにあたって時々あれこれ調べているが、その中には時として「ホームコース」という概念が出てくる。雑に言えば自分のお得意コースだが、実のところはもう少し複雑な意味を持つようで。

 

つまるところ、ホームコースとは帰る家、自分の技術の基準点そのものになる。

ここを走りに走り込んで初めて自分の状態を1段上のステージから眺められる。

基本的な技術、得意なもの、苦手なもの、調子のいい時悪い時の差、その他いろいろ。

向き合えるようになる……というのが齎すものとのこと。

 

たしかに基準点があると嬉しい。自分としては技術物はコアになるアーキタイプがあった方が捗るタイプだし、なにより猿なのであまり難しいこと考えずにウキーッっと走ってた方が楽しい。

 

それでどこにするのか

DR2.0にはDLCも含めるとそこそこコースがある……ように見える。

が、これはパターン化されており、各国ごとの2種のロングコース(正逆)とロングを2~3分割したもの(正逆)なので、バリエーションが多いかと言われるとちょっと返答に困る。

が、門外漢には選択肢が少ないことは必ずしも悪いことではない。

 

そういうわけで適当な選択肢を見繕ってまずは国単位で考えてみる。

 

・アルゼンチン

上質な岩に囲まれる難関ステージ。デカいクーペに厳しく、あと低速セクションが多い。デイリーデルタとかの成績を鑑みるとここが一番平均打点が高いっぽい。

他とリズム感がかなり違うのでここをホームにするのなんか違くない?

 

・オーストラリア

スーパー赤土ランド。なんかヌメヌメするー!

しかも3次元にウネウネするする上に微妙に高速寄りの気配がする。

山間部の走行は他はもちろんアルゼンチンともまた異なる独自の調子が求められる個性派。地味に癖強じゃん!

悪くは無いけどもっとこう手心というか何というか…

 

フィンランド&ポーランド

ワシの手には負えねェやこんなの……

 

・ドイツ

曲がってーダッシュしてー曲がって曲がってダッシュしてー!こういうのRRとかでやると楽しいよね。ストップアンドゴーの練習には結構よさそうな雰囲気。

AWDとかで飛ばしても謎の楽しさがあるステージ。道も広くて大変によい。

モナコ

ここはモナコモンテカルロある意味WRCのお約束ステージ。雪と氷とアスファルト

某動画でもここをホームに練習を重ねる姿が見られる。

ただ個人的になんかこう、息苦しいステージというか、もっと直線ください。

全開区間の楽しさも欲しいです……

 

ニュージーランド

テストドライブでもおなじみヌメヌメグラベルコース。割と初心者向けとされるようで、確かに慣れれば多少不案内でも走りやすい。景色も結構いい。

とはいえ、良くも悪くも不安要素が少ない。どうせなら苦手なものも多少取り入れたい贅沢な望みがこの選択肢をちょっと遠ざけている。

 

ギリシャ

すごく……峠です……(グラベルだけど)

高速だか中速だかって感じのプロファイルの所々に高速クソシケインや路肩のもっこりや開放感のある崖際、レコードラインに上質な置石、つづら折りなど数々のもてなしを以て我々を迎えてくれる。

妙な殺意の高さにFIAこの野郎疑問がわくが、走ってる感なら一番。

高速のみならず苦手なものも砂埃と一緒にぎゅっとつまった玉手箱。

 

・スペイン

唯一のオールターマックでNZと並んで初心者向きとされることも。

たしかにここでかっ飛ばすのはなかなかに気分がいい。

意外と崖際の扱いも易しいしなんかこう、ここだけサーキット寄りの雰囲気。

地味にロングコースがポーランドのそれに次ぐ14Kmという異様な長さで地味に時間を奪っていく。

 

スウェーデン

唯一の雪道。初心者の練習にいいとされる。ここだけ妙にNPCがしょぼくなる呪いを発している嫌疑がある。なんか他と比べて3段くらい相手ナーフされてるんですけど……

ドリフトや早めコーナリングの集中的な特訓に使うならまだしも、ホームにするにはあんまり楽しくないんだよねぇここって……

 

アメリ

目がチカチカして何も見えねェ…… 余程普段の日当たりが良いのか画面が紅葉まみれに。

目に優しくない上に高速ステージなので眼球と視神経が酷使される。

というか走ると気持ち悪くなったり目と手と耳の連携が切れるので他のステージにまでガッツリ影響が出る。ミダスタッチフラッシュか何かかな。こんなの走りたくねぇ。

一応ホームにすればそれはそれで何らかの進化があるかもしれないけど、それが望む方向なのか?

あとは視覚情報がクソのせいで異様に道が覚えにくい、Fury Lake Depart序盤のクソシケインは即刻滅びろ。

North Fork Pass 走るときなんか長丁場の中盤にいきなりあいまいな指示出してシケインでしたー(テヘ♡)するのに何度殺意を抱いたと思ってやがる(全ギレ)

 

ウェールズ

なんか湿ってそう上質な材木がしばしば絶妙に行く手を阻むステージ。しかも路面はもう見た目からなんかヌメヌメしてる。キッショ

それ以外は製作者が正気に戻ったかの如くバランスのよさげなコース。でもなんか道幅狭くないここ?

要素がなんていうかこう、英国だなぁ……

 

スコットランド

NZと似たもんだろと乗り込むと路肩のくぼみとか新鮮な石とか土手に足を取られてバレルロールしながら死ぬ。死んだ。

 

さしあたっての選択

いろいろ悩んだ結果、ギリシャAbies Koiládaを選択した。

ここが一番走って楽しかったし、一番死んだ。じゃあここで鍛えてみるかとなった。

とにかく個人的に即死トラップが多く、苦手な横Gの処理も求められることが多いので何らかのレベルアップになれば幸いだ。

何よりも苦手な車幅間隔を養うのに序盤区間が丁度良さそうだったのもある。

とにかく脳汁は出るが、現状の腕前とはアホほど相性が悪いという謎のマッチングが成立したのでどうにか経過を見ていきたい。

 

何をするのか

要はイニDでやってたような”タイムを揃える”練習である。そういう感覚が足りてない。猿なので適当に走ってるが、コレをなんとか本能的にこなせるようになればもっとウッキーできるのではないかと目論んでいる。

現状、コースだけ決まって車種は何も決まっていないが、暫定としてFiat131と5分20秒を最初の基準に据えて試行錯誤といったところか。

車種はもうなんかFRなら何でもという感じなので現状ママだったりZになってたりR-GTになってたりするかもしれない。

難易度を上げるのにマスタングという選択肢は結構魅力的に映るのでなにかしら案を考えたいところ。

 

それでAbies Koiládaってどんなとこ

www.youtube.comくわしい地理の説明は省く(調べてない)。

コースプロファイルが結構特徴的で、7km少々の区間でありながら高低差が510mもあるダウンヒルコース。落下率がトップ、というわけではないが比較的に傾斜がキツイ。

 

どういうところかは上の動画を見れば大体わかるので、ここからは個人的クソポイントを紹介する。

 

シケイン軍団と石・もっこりのマリアージュ

速度の乗った終端にこれもんである

画像の場所に限ったことではないのだが、とにかくシケインが多く感じる。

しかも直線的にカット出来ないよう、ご丁寧に岩肌や置石がある。

それがなくてももっこり(路肩の盛り上がり)があるので下手にはみ出るとあっという間にお星さまになる。もちろん速度を下げてゆっくり通過すれば安全とはいえ、これが競技だっていう精神は忘れないでほしい。

 

②なんか狭いコーナー

①画像の直後のコーナが妙に狭い

序盤にあるこのコーナーは岩肌とガードレールに囲われた曲率の高いコーナーで、速くパスするには車体をちょっと傾けたいが、そうするとやたらと尻が引っかかる。

クーペに対しあまりに惨い仕打ちである。

もちろん蛇がすり抜けるように車体をすり抜けさせれればそれでいいのだが、やっぱり難しい。

 

③いまだけ石置き美

こんなところに石を置かないでください いやマジで

微妙なワインディングが続く序盤から打って変わって第3セクションは高速航路。

坂を駆けおりながらスピードに乗って……とすると突然イン側に現れるこの石。

DC扱いとはいえ目障りこの上なく、しかも先のコーナー出口そのものがちょっと締まってるといういやらしさ。

ここってイングランドだっけ

 

④スーパーもっこりカーブ(通称)

同じく3セク終盤の全開区間に登場するこのカーブ。

下りで速度が乗っているところにガードレールではなくやる気のない盛り土(スーパーもっこり)である。これが木だけなら突入失敗しても星にならないで済む可能性も引き出せたが、盛り土が即席カタパルトとしてアホを容赦なく射出するデザインになっているのでいざやらかすとリカバリーができない。

適当な工事しやがって!

 

⑤ワインディング

右に左にとにかく振りまくる

下りもほぼ終わり第4セクションに差し掛かかると、突如コースの様子が変わる。

幅広の道と、左右へのきつめのワインディングである。

これがまだまだ横Gの処理がろくにできないぼくに良く刺さる。

このコースはもしかしてワシを殺すために作られたんじゃないか?(邪推)

 

 

 

まあここまで長々と続けたホームコース検討の儀も明日にはひっくり返ってる可能性は無きにしも非ずといった具合ではあるが。

考えたことそのもの自体は無駄ではないと思っているのでまた今後の役に立てば幸い。

 

(おしまい)